『吐けさせて!』
『ドライカレーとはどういうものか?』
須藤家の食卓で話題になった。
(→とか言って夫婦二人っきりだけど。笑)
パートナーは、
『カレー味のチャーハン見たいの』
だと思っているらしい。
結婚して間もなく『ドライカレー』と言う名称に出くわし、
料理の本で調べた京一。には、
『どろりとしたルーではなく、
挽肉とみじん切り野菜を炒めたルー』
だと言う知識があるため、
パートナーに披露することにしていたのだが、
な~んだか~んだと作る機会を逃し、
せっかく買っておいた挽肉が傷まないように、
数日前火を通しておいたのだが、
それも料理しないとだめになるので、
平日の夕食だが、
京一。がドライカレーを作る羽目になった。
なかなか美味しく仕上がり、
トッピングの目玉焼きを半熟で焼こうと、
卵を落としたフライパンに50cc程の水を投入し、
蓋をして蒸らして、
目玉焼きの黄身がうっすらと半熟になり、
ガスを切って、
いざ!ドライカレーの上に載せるばかりになった時、
携帯が鳴った。
みると、愛娘。からの電話だった。
京一。『にょ?』
(→『にょ言葉』についてはここ参照のこと。(;^ω^A )
愛娘。『にょにょにょにょにょん!!!!
ねね、お願い!
二つほど吐かせて!!』
聞けば今日、
ダメージを受けたことが二つあったと言う。
誰にも吐くことができないので、
親の京一。に聞いて欲しいと言うのだ。
ひとつは仕事上の事で、
期待していたことが無残にも打ち砕かれ、
しょうがないとはわかっているものの、
やっぱり気持ちが納得できない部分があった様子。
もうひとつは目の前で人身事故を目撃し、
ひっくり返った自動車の中のぐったりとした幼児や、
血だらけの当事者を目の当たりにしてしまったことだった。
2013年の春に就職に伴い引っ越ししてから早一年。
まったく知り合いも縁故もいない千葉でただ一人、
見習い期間だと言う事で数カ月、
一時間半も早く出勤させられて、
また、夜も遅くまで働いてきた。
週休一日+月に二日の休み。
シフトを組むことはできるとはいえ、
そこはやはり新人、
なるべく他のメンバー等に無理を掛けないようにと、
殆ど連休の無い日々を送ってきた。
お陰で週一の休みは買い出しや掃除その他で終わり、
下手をすると寝だめすらできない状況だったらしい。
こころを開放する時間が殆どない。
繁忙期になると夜の23時過ぎに帰宅等もざら。
海外にまで支店を増やしたこともあり、
日本語に不慣れな新人とのコミュニケーションや、
受注生産の為の仕事のプレッシャー等、
慣れたとはいえ、
やはり結構うず高くこころの疲れは溜まってきていたと思う。
そこへこの春の二度目の引っ越し。
窓を開けると会社が見える程の近くに越したとはいえ、
やはり部屋を片付ける暇もなく、
食べて洗濯して寝るだけが精いっぱいの毎日。
親として何か手伝えることはないかと、
こころを痛めていた。
平日休みなので仲よしの友達とも会う機会が殆どなく、
会社仲間は仲がいいとはいえ、
やはりオフの『友達』とはわけが違う。
いずれコップの水が溢れてしまうのではないかと心配していた。
そこへ『愚痴吐き願い』の電話。
昔から京一。と愛娘。は非常に仲が良かった。
高校のマラソン大会で送っていった時、
『まるで友達みたいに仲のいい親子ですね♪』と、
教師から褒められた。
でもね?
一般に言われている『友達親子』なんかじゃない。
逆に間違っていると分かるとガンガン叱責する、論破する。
(→あまりやり過ぎて、
『絶対に勝てないからもう反論しない』
→『この件に関しては口を利かない』
なんて一方的に切られたことも数回。(T△T))
自分の気持ちを互いに相手に伝え、
同じような方向(親子だしね?)なので盛り上がり、
楽しく会話が延々と続く親子なのだ。
自分としてはもう『分身』的な扱い。
時々、逆にこちらが労わってもらえている感も感じていた。
ただ、家を離れてからは、
もう愛娘。は自分の道を歩き始めた。
親としてはただそっと見守るしかないのだ。
そこが歯がゆい様な悲しい様な、
これもまた『子離れ』の一過程なのだろうと、
自身を慰め、甘受していた。
人の愚痴吐きに対しては、
『ただじっと聞く』という『傾聴』が有効なのだろうけど、
そこはそれ、
お互い『心理学』『カウンセリング』の知識が豊富なんで、
(→どちらも専門目指して勉強してたからね?笑)
小手先の技なんか通用しない。
『なんだよぉ~。もうがっかりしちゃって。(T△T)』
『そっかそっか。それは残念だよね~。』
なんてまるで井戸端会議的な会話をした。
事故に関しては何度も話題にすると、
逆に記憶に焼き付いてしまうので、
一度状況をさらっと聞いた後は触れないようにした。
愛娘。『ありがとう!
なんか聞いてもらって助かった♪(^-^)』
京一。『いやいや、
こっちも○○(←愛娘。の名)と話せて楽しかったよ。
また、いつでもいいから電話しておいで~♪』
愛娘。『うん!じゃ、ね!』
京一。『お(^o^) や(^O^) す(^。^) みぃ(^-^)ノ゛』
(↑電話で顔文字は出来ないな。笑)
20分ほど話しただろうか、
盛り付ける寸前だったドライカレー。
フライパンの中のとろ~り半熟目玉焼きは、
鍋の余熱でしっかりと火が通ってしまっていて、
堅焼目玉焼き に。。:゚(。ノω\。)゚・。
ドライカレーは成功で、
パートナーと二人でなんだかんだと、
カレーと愛娘。の話題で食事を終えた。
→ドライカレーは、
1:挽肉と野菜を炒めてポロポロのルーを掛けたもの。
2:ご飯も一緒に炒めたカレーチャーハン様のもの。
3:パエリアの様に炊いたもの。
の三種類があることを解説しておいた。
食後、やっぱり愛娘。が心配なので、
愛娘。が大好きなフクロウの可愛い画像をネットで探して、
5枚程メールに添付して送信した。
すぐに返事が来た。
『ありがとう!
話したからすっきりしたよ。
大丈夫だよ!』
(↑が『にょ』言葉変換で。笑)
ううう。。。
けなげ。。。
頑張れ。
いつも見守っているから。
いつも応援しているから。
(つд;)ウエーン・・・
須藤家の食卓で話題になった。
(→とか言って夫婦二人っきりだけど。笑)
パートナーは、
『カレー味のチャーハン見たいの』
だと思っているらしい。
結婚して間もなく『ドライカレー』と言う名称に出くわし、
料理の本で調べた京一。には、
『どろりとしたルーではなく、
挽肉とみじん切り野菜を炒めたルー』
だと言う知識があるため、
パートナーに披露することにしていたのだが、
な~んだか~んだと作る機会を逃し、
せっかく買っておいた挽肉が傷まないように、
数日前火を通しておいたのだが、
それも料理しないとだめになるので、
平日の夕食だが、
京一。がドライカレーを作る羽目になった。
なかなか美味しく仕上がり、
トッピングの目玉焼きを半熟で焼こうと、
卵を落としたフライパンに50cc程の水を投入し、
蓋をして蒸らして、
目玉焼きの黄身がうっすらと半熟になり、
ガスを切って、
いざ!ドライカレーの上に載せるばかりになった時、
携帯が鳴った。
みると、愛娘。からの電話だった。
京一。『にょ?』
(→『にょ言葉』についてはここ参照のこと。(;^ω^A )
愛娘。『にょにょにょにょにょん!!!!
ねね、お願い!
二つほど吐かせて!!』
聞けば今日、
ダメージを受けたことが二つあったと言う。
誰にも吐くことができないので、
親の京一。に聞いて欲しいと言うのだ。
ひとつは仕事上の事で、
期待していたことが無残にも打ち砕かれ、
しょうがないとはわかっているものの、
やっぱり気持ちが納得できない部分があった様子。
もうひとつは目の前で人身事故を目撃し、
ひっくり返った自動車の中のぐったりとした幼児や、
血だらけの当事者を目の当たりにしてしまったことだった。
2013年の春に就職に伴い引っ越ししてから早一年。
まったく知り合いも縁故もいない千葉でただ一人、
見習い期間だと言う事で数カ月、
一時間半も早く出勤させられて、
また、夜も遅くまで働いてきた。
週休一日+月に二日の休み。
シフトを組むことはできるとはいえ、
そこはやはり新人、
なるべく他のメンバー等に無理を掛けないようにと、
殆ど連休の無い日々を送ってきた。
お陰で週一の休みは買い出しや掃除その他で終わり、
下手をすると寝だめすらできない状況だったらしい。
こころを開放する時間が殆どない。
繁忙期になると夜の23時過ぎに帰宅等もざら。
海外にまで支店を増やしたこともあり、
日本語に不慣れな新人とのコミュニケーションや、
受注生産の為の仕事のプレッシャー等、
慣れたとはいえ、
やはり結構うず高くこころの疲れは溜まってきていたと思う。
そこへこの春の二度目の引っ越し。
窓を開けると会社が見える程の近くに越したとはいえ、
やはり部屋を片付ける暇もなく、
食べて洗濯して寝るだけが精いっぱいの毎日。
親として何か手伝えることはないかと、
こころを痛めていた。
平日休みなので仲よしの友達とも会う機会が殆どなく、
会社仲間は仲がいいとはいえ、
やはりオフの『友達』とはわけが違う。
いずれコップの水が溢れてしまうのではないかと心配していた。
そこへ『愚痴吐き願い』の電話。
昔から京一。と愛娘。は非常に仲が良かった。
高校のマラソン大会で送っていった時、
『まるで友達みたいに仲のいい親子ですね♪』と、
教師から褒められた。
でもね?
一般に言われている『友達親子』なんかじゃない。
逆に間違っていると分かるとガンガン叱責する、論破する。
(→あまりやり過ぎて、
『絶対に勝てないからもう反論しない』
→『この件に関しては口を利かない』
なんて一方的に切られたことも数回。(T△T))
自分の気持ちを互いに相手に伝え、
同じような方向(親子だしね?)なので盛り上がり、
楽しく会話が延々と続く親子なのだ。
自分としてはもう『分身』的な扱い。
時々、逆にこちらが労わってもらえている感も感じていた。
ただ、家を離れてからは、
もう愛娘。は自分の道を歩き始めた。
親としてはただそっと見守るしかないのだ。
そこが歯がゆい様な悲しい様な、
これもまた『子離れ』の一過程なのだろうと、
自身を慰め、甘受していた。
人の愚痴吐きに対しては、
『ただじっと聞く』という『傾聴』が有効なのだろうけど、
そこはそれ、
お互い『心理学』『カウンセリング』の知識が豊富なんで、
(→どちらも専門目指して勉強してたからね?笑)
小手先の技なんか通用しない。
『なんだよぉ~。もうがっかりしちゃって。(T△T)』
『そっかそっか。それは残念だよね~。』
なんてまるで井戸端会議的な会話をした。
事故に関しては何度も話題にすると、
逆に記憶に焼き付いてしまうので、
一度状況をさらっと聞いた後は触れないようにした。
愛娘。『ありがとう!
なんか聞いてもらって助かった♪(^-^)』
京一。『いやいや、
こっちも○○(←愛娘。の名)と話せて楽しかったよ。
また、いつでもいいから電話しておいで~♪』
愛娘。『うん!じゃ、ね!』
京一。『お(^o^) や(^O^) す(^。^) みぃ(^-^)ノ゛』
(↑電話で顔文字は出来ないな。笑)
20分ほど話しただろうか、
盛り付ける寸前だったドライカレー。
フライパンの中のとろ~り半熟目玉焼きは、
鍋の余熱でしっかりと火が通ってしまっていて、
堅焼目玉焼き に。。:゚(。ノω\。)゚・。
ドライカレーは成功で、
パートナーと二人でなんだかんだと、
カレーと愛娘。の話題で食事を終えた。
→ドライカレーは、
1:挽肉と野菜を炒めてポロポロのルーを掛けたもの。
2:ご飯も一緒に炒めたカレーチャーハン様のもの。
3:パエリアの様に炊いたもの。
の三種類があることを解説しておいた。
食後、やっぱり愛娘。が心配なので、
愛娘。が大好きなフクロウの可愛い画像をネットで探して、
5枚程メールに添付して送信した。
すぐに返事が来た。
『ありがとう!
話したからすっきりしたよ。
大丈夫だよ!』
(↑が『にょ』言葉変換で。笑)
ううう。。。
けなげ。。。
頑張れ。
いつも見守っているから。
いつも応援しているから。
(つд;)ウエーン・・・